救われた主治医の言葉

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癌は体のどこにでも巣食う厄介な病気ですが、当然よく発症する場所、そうでない場所があります。日本人に的を絞ると近年では大腸癌が多いですが、胃癌や肺癌も死因の上位を占めています。
そんな中で私が患った胆管癌は、発症部位としてはとても珍しいと医者に言われました。胆管がどこにあるのかさえ知らない人も多いでしょう。
どんな癌も5年生存率が数字で出ています。手術をしてから5年後に生存している確率です。過去の患者のデータから割り出します。大腸癌はとても5年生存率が高いことでも知られています。
私の胆管癌の5年生存率ですが、20%に満たないといわれました。10人中8人は5年以内に亡くなっているということになります。しかし主治医は、データが少ないから気にしなくても良いとも言ってくれました。藁にもすがりたい思いの私にとって、この言葉は救いになりました。確かにたった一人しか症例がなく、その一人が5年以内に亡くなれば、5年生存率は0%となってしまいます。
そして私は手術から8年経ちますが、今も元気に生きています。どうかデータに絶望しないでいただきたいと思います。

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